明けましておめでとうございます!
2019年🐗 年男です。今年もみなさまに良いことがおこりますように。
さて、年明け早々、寝れないので書きなぐった感じになってしまいますが、、お正月特典記事として、「ドラムチューニングテクニックの公開」&「ネットで拾ってきたピッチシートの無料配布」&「ドラムを太くする唯一の方法の伝授」いたします!
◼︎よりプロの知識を最速でマスターするにはこちら
→ ミックス&マスタリング音圧アップの鍵は「EQとコンプ」
1)ドラムを曲にバシッとハメる為のピッチチューニング方法
・サンプルのピッチの合わせ方。
・EQを持ち上げてあえてピッチ感を出すことも可能
・Kickをよりクッキリ目立たせる方法
2)ネットで拾ってきたピッチシートの無料配布
3)ドラムを太くする唯一の方法の伝授
【ドラムを曲にバシッとハメるピッチチューニング方法】
◼︎ドラムがしっくりこないのはピッチのズレが原因
「上ネタとドラムがなんかしっくりこない」
と言う時は、大抵ドラムのピッチが曲とあっていない場合が多いです。
全てこうでなければならないと言うわけではなく、ケースバイケースなのですが、キーがGの曲ならKickはGだったり、スケール内のキーにピッチをチューニングしてあげる事で、音楽にビシッと芯が通ったように締まりが出てきます。
同様に、Snareは、キーがGなら、Gだったり、5度上のDやAだったりするといい。
ハイハットもそうだし、タムなら1度3度5度に合わせるのも個人的にお気に入りです。
◼︎サンプルのピッチの合わせ方。
原理はとても簡単で、サンプルのキーを1〜2オクターブ下げたり上げたりして、音色として聴こえる音にしてみてその音階を割り出すと言う方法を使います。
⑴楽曲のキーを確認
楽曲のキーは大抵、出だしのベース音がキーになります。
⑵サンプルのピッチを上げ下げして、キーを割り出します。
・キックは、+1オクターブピッチをあげると、ピアノと同じような音になるので、ピアノを一緒に叩いてみて、キックの音階(ピッチ)を探ります。
・ハイハットは−1オクターブ下げるとだいたいピッチが見えてきます。
・スネアは、+1オクターブか-1オクターブどちらも探って見ます。
・シンバルも同様ですが、ノイズ成分が多いので基本合わせなくても良いケースが多いです。
⑶楽曲キーに合わせてみる
この工程をおこなうだけで、ドラムが楽曲に馴染みます。
※2mixされたサンプルループを使ったら曲と全然馴染まないことが多いのは、各楽器のピッチが曲と合ってない事が原因ですね。
◼︎EQを極端に持ち上げてあえてピッチ感を出すことも可能
ノイズ成分が多くてピッチが分かりづらいサンプルの場合、EQで特定の周波数帯域を持ち上げて、ピッチを合わせるといった方法もあります。Gの周波数は、49Hz,98Hz,196Hz,392Hz,783.99Hz,1567.98Hz,3135.96Hz,6271.93Hz,12543.85Hzです。
Qを絞って周波数帯を大きく持ち上げることで、音程の不明瞭なサンプルにもピッチ感を持たせることが可能なのです。
※テクノで聴ける個性的なハットの音、スクリレックスなどのダブステップ系アーティストが使うピッチのユニークなスネアは、このテクニックを使います。
◼︎「 重要 」Kickをよりクッキリ目立たせる方法。
低域は位相がぶつかりやすく、それによって音がぼやけます。それを防ぐために、極力不要な音をカットすることでクリアに抜けるKickを手に入れることができます。
例えば、KickのキーがGだとわかった場合、24,5Hz、49Hz、98Hzが低域Gの周波数です。24,5は低すぎるので除外するとして、49Hzの低域をこの曲のKickの最低域と決めたとします。その場合、EQを使って48Hz以下をバッサリとカットします。
これによって、キックが締まりくっきりした突き抜けるようなドラムが手に入るのです。
【ピッチシートの無料配布】
→ http://momagic.jp/wp-content/uploads/2019/01/ピッチシート.pdf
これをダウンロードして、MacならDockやウィンドウ左のよく使う項目へ追加しておいて、即呼び出せるようにしておくと良いと思います。
【ドラムを太くする唯一の方法の伝授】
「 重要 」キックの音は、どの部分のEQを持ち上げたとしても音は太くなりません。
重要なのは、倍音。そのピッチに対する倍音が多ければ多いほど、音は太くなり、キックが前に出ます。
もし、キックの音が薄いと感じた場合は、アンプシュミレーターなどの倍音を付与させるプラグインを使うことでパンチを出すことができます。アナログ機材に入れるのは、ナチュラルな倍音を付与して音を太くし、存在感を高めるためにあるんですね。
で、Kickをより正確に確かな倍音を付与する方法があります。
それは、WavesのRBassを使うことです。ポイントは、Freq(Hz)部分です。

先ほどご説明した、KickのピッチとこのFreqを合わせることで、そのピッチに対する正確な倍音を付与することができます。
ピッチは無料配布のピッチシートもぜひ活用して見てください。
これで、見違えるほど強力なサウンドになります。ぜひ試して見てください!!
反響があれば、Bassの調整方法&BassとKickの調整方法も今後ご紹介させていただきます!!
◼︎よりプロの知識を最速でマスターするにはこちら
→ ミックス&マスタリング音圧アップの鍵は「EQとコンプ」